日本全国には津々浦々、多くのR/Cカー用コースがありますレイアウトやコースの大小はもちろんですがコースに敷かれているアスファルトの粒の大きさや質にも違いがあります。今回全国大会が開催されたグリーンパークスピードウェイはエンジンカーも走行可能な広大さで、地形を利用した高低差のあるコースです。ゼブラゾーンもあって車両に優しく設計されています。アスファルトの粒は比較的大き目でうねりもあるためシャーシが路面に擦る時(どんなラジコンカーでも擦ります。)、ロードノイズを大きく拾ってしまいます。その分車高を上げればノイズは低減できますがタイムを上げるにはもう少し下げたいところでした。この課題を克服するために以前から似たような傾向のサーキットに出向き実験を重ねた結果、干渉しそうなところをあらかじめなるべく削る!!という答えにたどり付きました。しかし思うように加工できる機械はなく、悩んだ結果、職人さんに手作業で削ってもらうことに。そうんなエピソードを持つスペシャルシャーシを今回投入したした結果、装着したすべてのサポートドライバーさんのお気に入りアイテムになったのです。これで新品投入時からいきなりスムーズに走行することが可能になりました。加工をしていないシャーシを削れるまで走行すれば形状的には同じかもしれませんがフレックスが変わってしまったり、何らかの理由で交換した場合のことを考えるといい感じになるまでに時間的な問題が発生します。不慮の事故が起こった場合に交換することを考慮すると新品の状態で追加工をするという判断に至りました。レースではこの追加工が威力を発揮しコーナリングがスムーズになったことでスピードの減速が減ったように見受けられます。
最後の課題はこれを皆様にどうお届けするかです・・・。職人さんも量産となると大変かも・・・。